― ミナミ食品 第2工場「茶の間のある食品工場」が評価 ―
ミナミ食品は、このたび 「地域とつながる“茶の間”を持つ食品工場」 として、公益財団法人日本デザイン振興会主催 グッドデザイン賞 2024 を受賞いたしました。受賞対象は2021年に竣工した第2工場(岩手県洋野町・木造平屋/延床440㎡)で、当社の主力商品であるゆばを製造しながら、地域と世界を結ぶ “ハブ” を目指した施設です。 note.com
受賞のポイント
ポイント | 内容詳細 |
地域共生型デザイン | 事務所内にキッチンやソファ、ダイニングテーブルを備えた“茶の間”を設置。地域住民・学生・インターンが集い、アイデアや文化を共有できる空間を実現しました。 |
木造トラスによる大空間 | 地元養鶏舎の木造トラス技術を応用し、コストを抑えつつ大スパンを確保。生産性と温もりある意匠性を両立しています。 |
開放的な見学動線 | 国道に面した大開口から製造・乾燥工程を公開。訪れる人々に安心感とワクワク感を提供し、工場そのものを観光資源化しています。 |
持続可能な地域活性モデル | 「限界集落でゆばを製造し、地方と世界を結ぶ」というビジョンが、建築デザインと一体化。地域資源循環のモデルケースとして評価されました。 |
審査委員コメント(一部抜粋)
「地域資源と建築デザインが融合した象徴的な工場である。『茶の間』の設置によりコミュニティ活動を後押しし、生産風景を開放的に見せることで訪れる人々に安心感を与えている。持続可能な開発を目指す取り組みとして評価できる。」
私たちの取り組みと今後
- 6次産業化×デザイン
原材料の大豆はすべて岩手県産。栽培・製造・販売まで一貫管理し、自然乾燥ゆばをはじめ各種スープ・味噌汁具材を開発しています。 - FSSC 22000 取得へ
第2工場・増設ラインでは国際食品安全規格の取得を進行中。さらなる品質向上と輸出拡大を図ります。 - オープンファクトリー化
地域の小中学生や観光客の工場見学を随時受け入れ、食文化体験の場として活用していきます。
ご挨拶
本受賞は、洋野町の自然と地域の皆さま、そして長年ご支持いただいているお客様のお力添えの賜物です。これからも 「岩手の恵みを世界へ」 という理念のもと、デザインと生産の力で持続可能な地域づくりに貢献してまいります。
▶ 詳細はこちら(GOOD DESIGN AWARD公式サイト)
https://www.g-mark.org/gallery/winners/24386