ミナミ食品は、2026年10月23日から25日までニューヨーク・ブルックリンで開かれた「日本ふるさと名産食品展 in ニューヨーク」に、岩手県ブースの一員として出展しました。本展は一般財団法人自治体国際化協会(クレア)と全国知事会が共催し、日本食文化振興協会(JFCA)が主催する「2026 Japanese Food Expo」の会場内で開かれたものです。多くの方々に支えていただき、本展への出展は今回で5回目となりました。洋野町大野でつくる南部ゆばのスープを、ニューヨークのお客様に直接味わっていただいた3日間をご報告します。

| 名称 | 日本ふるさと名産食品展 in ニューヨーク |
| 主催 | 一般財団法人自治体国際化協会(クレア)・全国知事会(共催) |
| 会期 | 2026年10月23日(金)〜25日(日) |
| 会場 | Japan Village(ニューヨーク・ブルックリン)2026 Japanese Food Expo 会場内 |
| 出展 | 岩手県ブース |
| 結果 | 用意した商品は完売 |
太鼓橋のたもとに、岩手の売場をつくる
会場は、ブルックリンにある日本の食と文化の複合施設「Japan Village」です。朱塗りの太鼓橋を渡った先に、桜柄の幕で囲われた岩手県のブースが並びました。開場前の会場には黒いクロスを掛けた机だけが並んでいます。事前に日本から送っておいた商品を受け取り、販促物とあわせて売場を組み上げるところから始めました。

試食の一杯から、会話が始まる
開場すると、多くの方がブースの前で足を止めてくださいました。お湯を注いで戻したゆばのスープを小さなカップでお出ししました。ゆばをはじめて口にする方も多く、豆乳の膜を一枚ずつ引き上げてつくる製法を、工場の写真を見せながらお伝えしました。
ゆばをはじめて口にする方が多い一方で、毎年ブースに足を運んでくださるお得意様にも再会することができました。ニューヨークで私たちのスープを覚えていてくださる方がいることに、心から感激しました。
会場では主催者による来場者アンケートも行われ、多くの方がご協力くださいました。ブースで直接いただいたお客様の声とあわせて、今後の商品づくりに生かしてまいります。
会期を通じて多くの方にお買い求めいただき、用意した商品はすべて完売しました。
会期初日の10月23日午後には、食品展と並行してバイヤーとのビジネス商談会が開かれ、ミナミ食品も岩手県の一員として商談席を設け、現地の流通関係者と直接お話しする機会をいただきました。


岩手県産大豆100%のゆばを、一杯のスープにしてニューヨークの食卓へ。
並べた商品
売場には「南部ゆばスープ」のシリーズ4品と、ヴィーガン対応の「TOFU SKIN SOUP」の計5品を並べました。ゆばは岩手県産大豆100%の豆乳から一枚ずつ引き上げてつくり、具材には三陸産の海藻(わかめ・こんぶ・めかぶ)と国産ゆずを使っています。常温で保存でき、お湯を注ぐだけで召し上がれます。
| 商品 | 内容 |
|---|---|
| 南部ゆばの醤油スープ詰合せ | 12食入 |
| 南部ゆばのうま塩スープ詰合せ | 12食入 |
| TOFU SKIN SOUP(ヴィーガン) | 12食入 |
| 南部ゆばとわかめの醤油スープ | 5食入 |
| 南部ゆばとゆずの醤油スープ | 5食入 |


この場をつくってくださった皆様へ
洋野町大野の小さなゆば屋が、ニューヨークのお客様に直接スープをお届けできたのは、この食品展を毎年つくり上げてくださる皆様の、並々ならぬご尽力があってのことです。
- 一般財団法人自治体国際化協会(クレア)の皆様は、地域の事業者が海外で商品を試せる場を主催し、輸出の準備から出展まで支えてくださいました。
- 全国知事会の皆様は、本展を共催し、全国の自治体と事業者が海を越えて地域の魅力を発信する機会を後押ししてくださいました。
- 日本食文化振興協会(JFCA)の皆様は、Japan Village での会場づくりから事前の告知、当日の運営まで、現地の運営を担ってくださいました。
- 岩手県ならびに岩手県農林水産物国際流通促進協議会の皆様は、岩手県ブースの一員として私たちを送り出し、岩手の食の仲間とともに県の魅力を伝える場を整えてくださいました。



今回で5回目となる出展も、毎回この方々の積み重ねの上にあります。関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。
これから
今回の出展では多くの方にお買い求めいただき、ゆばという食材がニューヨークの方々にも届くという手応えをいただきました。いただいた声を、これからの商品づくりとお客様へのお届けに生かしてまいります。
5回目の出展となった今回は、回を重ねてきたからこそ確信できたことと、5回目にして初めて気づいたことの両方がありました。毎年いただくこの機会は、それまでの経験を積み重ねる場であると同時に、新たな発見に出会う場でもあります。そしてニューヨークには、良いものを自ら選び、一つひとつの商品にしっかりと価値を認めてくださるお客様の旺盛な購買意欲と、それを支える経済の力があります。日本の地方で丁寧につくる商品にも、世界の舞台で花開く夢を描くことができる。その実感を胸に、次の一年へ向かいます。
私たちのスープは、岩手の大豆と海、そして日本各地の素材の力に支えられています。ゆば一枚、わかめ一枚の向こうには、その土地で素材を育て、獲り、乗り越え、守ってきた人たちの長い時間があります。
スープは、日本の素材が世界の食卓へ入っていくための、穏やかな入り口の一つだと私たちは考えています。お湯を注ぐだけの一杯に、これからも多くの日本の素材を載せ、世界の人々に提案していきます。日本の素材と食の文化は、世界の舞台でも通用する。今回のニューヨークでは、その可能性をお客様の反応から教えていただきました。これから一つひとつの商品で、それを証明していきたいと考えています。
素材の力は、それだけで尊いものです。そのうえで、磨き、意味を伝え、舞台へ届ける者がいてはじめて、素材は海を越えて世界の人々と出会うことができます。洋野町大野の小さな会社である私たちは、その担ぎ手の一人として、日本の素材を世界のメジャーリーグへ押し上げる一端を担いたいと考えています。小さな地方の会社でも、一歩を踏み出せば世界に届く。その姿を示すことが、私たちを育ててくれた地域と日本の素材への恩返しになると信じています。
ブースへお越しくださったニューヨークの皆様にも、あらためて感謝申し上げます。
株式会社ミナミ食品